珍しく行列がなかったので吸い込まれたの巻。
トロニシン定食
今日の個体はやや脂身が少なめだったが、炭火で焼かれた風味がアドオンされ、とても香ばしかった。ご飯も文句なしに美味い。素材の良さもさることながら、魚の捌きと焼き方、米の炊き方のスキルまでも非の打ち所がない。ここは田町界隈のランチ(和食部門)の筆頭候補に間違いなしですな!
気分は麺でもなく、丼でもない。アテもなく歩いて10年以上ぶりにここの暖簾をくぐった。
暖簾はありませんけどね。
以前は屋号を「ニュー一番」としていたが、平成どころか昭和丸出しなので、ニューを取ったと考えるのが自然か。
配膳係のおばちゃん、昔から襟足が5センチも浮いた被り物を召しているが、今日日変わらずバッチリきめている。小林亜聖似の店主は肌艶も良く、益々元気だった。
店主「バカ野郎~!何度ランチが売り切れだっていえば分かるんだ」
女性「え?聞こえなかったんだから、仕方ないじゃないのよ」
店主「ラーメンは何杯注文入ってんだ」
女性「3杯か4杯だわ」
店主「きちんと答えろってんだバカ野郎!」
繰り広げられる二人の怒号も健在だった(呆)
ピーク時は複数オーダーが入ったものが優先され、単発の注文は後回しにされるシステムも変わらず。筆者のホイコーロー定食は15人分ぐらい捌いた最後の最後、25分経って出てきたという悲劇💢
婆様の垂れたアレのような張りのないキャベツとピーマンに、豚のクズ肉が少々。ご飯はポロッポロの固いもの。味は悪くないのに素材が全くダメダメなやつ。
ある意味、田町で一番だな(苦笑)そういえば、中華料理店のいきつけをわざわざ芝浦に移したのも自分自身頷ける(爆)
一見さんならば、こんな店二度と来るもんかという人も少なくないと思う。が、どこかこの店を憎めないのは、この二人の健在を確かめたいからなのだろうか。
決してオススメはしないが、興味が湧いてきたという猛者は、一度訪問してみたらいかがだろう。エスコートはいたしかねますが(爆)
京都発祥といえば、そう、テンイチを忘れてはならない。学生の頃、初めて食べた時は、こんなゲ◯のようなものは食べられないと思ったほど。しかし、先輩に強引に誘われ二度、三度と食べるうちに、ハマってしまった。
屋台から出発して試行錯誤して辿り着いたのが、従来のラーメンのカテゴリーには属さない超絶独創的なもの。既成概念に囚われず、自分のセンスで新たな道を切り開いたという意味では、ラーメン二郎の山田総帥同様、木村氏も尊敬に値する人物だ。
ラーメン(こってり)、半ライス
否が応でも絡んでくるドロドロコクコクウマウマスープ。あゝ、唯一無二の罪な奴。やっちゃイカンW炭水化物も、この時ばかりは我が身にごめんなさいと言わざるを得ない。最後の一滴まで口福感を味あわせていただいた。