〇〇二郎からの卒業

清瀬出張日。

昼までの仕事を終え、事務所へ戻るためバス停で待つ。そして、天気予報を。

「37度? 冗談でしょ?」

……冗談ではなかった。

湿度も高く、もはや人間の生活を許していない空気感。

これはもう、外を出歩いてはいけないレベル🥵正直、体調もややあやうい。

これは塩分と栄養を補給せねばイカン——

とは思うものの、さすがにこの猛暑で並ぶのはちょっとなぁ……

……と電車内で葛藤しながら、気づいたら途中下車して並んでいたという事実(殴)

刺すような日光の下で日傘をさしてまで(蹴)

到着したのはラーメン二郎ひばりヶ丘店、通称「ヒバジ」。直系の中でも評判は高い。

20分ほど並んで入店。

注文は、ラーメン少な目、ニンニク少し。他の方の野菜の盛り付けを見て、野菜はやめといた😅

乳化スープにエッジの立った極太麺。

立派な豚もドカンとのっていて、相変わらずの迫力。

でもね、実は今回で4回目の訪問にも関わらず、どうにも毎回ピンと来ない。

もちろん、某レビューサイトでの高評価は納得だし、ファンが多いのもわかる。

でも、自分の好みをハッキリと理解した。

私は「貧乳化」もとい「非乳化」派!(殴)

カエシがビシッと効いた、あのジャンクなパンチを求めている!

というわけで——

ちょっと大げさなタイトルになったが、

「ひば二郎からの、卒業」 ということで(笑)

某ラーメン屋

日曜、野球で炎天下に焼かれ、ほぼ茹でダコ状態。

「こりゃ体を冷やさんと干からびるぞ」と思い、普段なら絶ッッ対に頼まない“冷たいラーメン”に手を出す。冷やし味噌ラーメン、君に決めた!

しかし運ばれてきたのは——

冷やし中華でもなく、味噌の気配ゼロ。

くたびれたトッピングがやる気なさげに浮かび、こちとら「探せ!冷やし味噌の秘宝」状態。どこや味噌ォ!?

味は…ない。感動も…ない。

最後は卓上の酢を10回ほど回しかけ、「酢ラーメン」として完食。

もはやこれはラーメン界の迷子。俺の身体じゃなくて、心が冷えたわ。

そしてお値段1000円。

財布から出た北里先生が、「本当にコレでサヨナラですか…?」と涙ぐんでいた。

久々に出会った、苦言不可避の1杯。

でもまあ、人生ってこういうハズレくじもあるから面白いよね(震え声)😩

「エモい」って、なんだい?

仕事中、何気なく部下に加工した写真を見せたところ、彼女はふわっと微笑みながらひと言。

「エモいですね」

えもい・・・。

なんとなく「エモーショナル」ってことかな?と脳内でカタカナ英語変換機を起動しつつ、少しだけ背伸びをして返してみました。

「ちょっとドギつい感じかな?」

すると彼女は、やんわりと否定。

「いえ、そんなことはありませんよ」

そこからの会話は──自然死。

たぶん、私がZ世代だったら「エモい」がDNAに組み込まれていて、即座に情緒の琴線を理解できたのでしょう。
だがしかし、私は昭和後期のプロダクト。アップデートのタイミングを逃したまま、今日も脳内OSのバージョンは古いままです。

いやはや、言葉ひとつでジェネレーションギャップが浮き彫りになるとは…。
その瞬間、私はひとつの真理にたどり着きました。

「エモい」は、感情より年齢に突き刺さる言葉であるということを。

帰京して地鶏

実家で不人気だった地鶏を持ち帰ってきた。

弾力が強く、旨味がとても強い。いつもの肉とは硬さも味も全然違うと坊主A。

タタキの方は、坊主Bが一人でバクバク食べとりました🕊️美味いそうです。

まぁしかし、Aは馬刺の方が好きだと言うし、Bは唐揚げの方が良いと、、、来月の帰省で宮崎にコレ食べに行くのですケドね💦

帰省

ちょっとした訳あって、この連休は兄弟3人で実家に帰省しておりました。8月も家族で帰るんですけどね😅

親も後期高齢者となり、今後色々手伝っていかねばならない👴👵

まずは梅の木の剪定作業。

木の頂上に立ち、葉に絡みついているツルをかき分けての作業。暑さで汗だくになりつつ、昼前からの降雨により中断。これはまた今度の宿題となった。しかし、何の考えもなく木に登って作業し始めたが、全く進まなかった😞いかに作業計画、作業手順が大事か、身をもって感じた(笑)

晴耕雨読とはこの事で、昼から本業。

どこででも仕事ができる事は良いことですけど、オフとの境がね~😅

昼は母謹製のカレー、夜は鮮度抜群の刺身と庭で採れた野菜で🍻

次の日は、貸土地の草刈り作業。借主が草を放置していて、こんな状態😩こりゃ、近隣の人から苦情も来ますわね、、、

刈払機のブレード交換が上手くいかなかったり、電動仮払機のバッテリーが全くもたなかったり、親戚の家に刈払機を借りに行ったりと、朝の涼しい貴重な時間を大幅にロスしてしまい、頭クラクラ熱中症になりかけながらの作業🥵

借主も後から駆けつけてくれ何とか成敗。マジで、夏の草刈りは死ぬ!

しかし、グッタリしている暇は無い。今度は倉庫の整理を命じられる😱

散らかった道具をせっせと外に出し、種類分けと要不要を選別。

まぁ、こんなもんで勘弁してもらいましょう🥺

夜は親戚を交えて食事会。兄弟で全国の美味いものを持ち寄ろうをテーマに、筆者は地鶏の刺身@鹿児島とヨーグルト酒@宮城、万次郎は牡蠣のガンガン焼き@三重、きのこは明神丸のカツオのたたき@高知、鶏唐揚げ努努鶏@博多をセレクト。

投票の結果、No.1はきのこセレクトのカツオのたたきでした🐟ちなみに筆者の鶏のタタキは、皆さん鶏の刺身に抵抗があるようで、、、😭

3日目はやっと余暇らしい(?)釣行の巻。朝から天草まで車を飛ばし、親戚の船でシロギス釣り🎣‬ここ2、3年、天草に釣りに行っては散々な結果だったので、確実性のある釣りを選んだ。

釣れるは釣れるはで、こんな釣果。

数えたところ束(100匹)オーバー🐟🐟🐟捌くのに苦労した。釣れなくてもガッカリ、釣れ過ぎにも要注意である(苦笑)って、釣ってる時は止められないんですケドね~😅

ほとほと疲れた焼き方。今宵は地鶏の炭焼きとキスの天ぷらで乾杯🍻

どれも美味かったデス😋

ということで、暑さにマケかけたが😅充実しまくり千代子の連休だったとさ。

また、時間を見てお手伝いに行くことになるでしょう✈️

ハクション大M王

ハ~~クション!!!

今日も事務所中にM部長のくしゃみ が轟き渡る。

心の準備ができていない1発目には心臓がビックリし、2発目は脳が苛立ちを覚え、3発目にはいよいよハリセンで頭をひっぱたきたくなるわけである。

これが家庭ならば、「オヤジうるせーな、少しは遠慮しろよ!」と怒られるところだが、一応”部長”を名乗る方なので、堪えているワケだ。

ところで、このM部長にはもう1つ悪癖がある。それは、事務所中に響き渡る音でカップ麺を啜ることだ。

部長ともあろう方が、毎日欠かさずカップ麺をズバズバ啜る姿を想像してみてほしい。

何もカップ麺を食べるなと言っているわけではない。クシャミもカップ麺も音量に気を配ってほしいのだ。

M部長の仕事といえば、部下であるK女帝の指示に「なるほどね、貴方のおっしゃるとおり」と首を振ることと、奇異な課長とS万年係長にY専務からの指示を1字1句違わずに伝言すること。それ以外は趣味の旅行と自転車のネットサーフィンに勤しむ毎日である。

窓際族を眺めると、今日もため息が出るばかり。

えっと、エッセイとか言ってオジサマ達の大悪口大会になってるなと気づいたので、これくらいにしときましょう😅

旭屋@柴又

先日、たまたま近くで用事があり、ふと思い出して足を運んだ柴又の旭屋。まさにラッキーな再会。

生姜がじんわりと効いた中華スープは、強い主張をせず、静かに寄り添ってくるような味わい。

「これでいいのだ」と言わんばかりの、潔さと安定感が印象的。

チャーシュー、メンマ、ネギといった具材も、それぞれが脇役としてしっかり役目を果たし、一杯のラーメンをしっかり支えている。

決して派手ではないけれど、どれが欠けても成立しない、そんなまとまり。

そして、毎度気になるのがワンタン。数個がやや絡まり気味なのは、店側の計算か?演出か?その真意はナゾのままだ(笑)

それでもやはり、旭屋は良い店だと再認識。

最近はなかなかこのエリアに来る機会が少なくなったが、また必ず伺いたいぞと思う一軒なのだ。

燦々@|お花茶屋

先週食べて気に入った燦。坊主Bを引き連れて早速リピート🍜

当店はつけ麺を看板メニューとしている。つけ麺派のBは、迷うことなく。

全粒粉入りの自家製麺。モチっとした食感に小麦の甘みが滲み出てくるもの。麺だけ食べてもめちゃ美味い。

スープは石で焼かれたお椀に入る🔥

魚介の効かせ方が頗る美味い。大盛300gの麺をスルッと平らげていた。

筆者は柚子塩ラーメンを。

柚子のさっぱりスープが頗る美味い。

先週の経験を活かし、ニンニクと胡椒を無しにしたが、ちとインパクトが薄かった印象。繊細な味なのでチューニングのバランスがなかなか難しい。

いずれにしても、この界隈ではナンバーワン間違いなし。残るは油そばとTKM(卵かけ麺)。近いうちに試すことになるだろう🍜

パチンという名の交響曲

パチン パチン パチン

今日も今日とて、甲高い音が静かな事務所に響く。
奏者はOさん、年齢64歳。ベテラン中のベテラン社員だが、演奏の評価はイマイチ。

その手に握られているのは、名もなき小さな金属製の楽器――そう、爪切りである。


音出しの回数から逆算するに、1本の指で5回は奏でている様子。
普段の仕事っぷりからは想像できないほど、念入りかつ丁寧である。

このソロパートは不定期開催。気まぐれに幕を開ける。
「今日も始まったな」などと誰かが呟いたときには、眉間に皺を寄せた面々と目が合う。

筆者は思った。
「Oさん、今この現代において、事務所で爪を切るとは…修行の1つでもしているのだろうか」

同僚らにそれとなく聞いてみた。すると意見は一致。

「家で切るもんでしょ、爪って」
「てか、飛ぶじゃん、破片。フケツじゃない?」
「それよりなにより、音が心に刺さるのよ」

そうだ、爪の音は耳を刺すが、悪い意味で心にも刺さるのだ。
パチン=メンタル攻撃。じわじわと、だが確実に・・・。

だが私は悩んでいる。
これを注意すべきか、黙認すべきか――。

Oさんの爪はパチンの音と共に短くなっていくが、私のストレスは静かに溜まっていく。

ヤクルトレディ

「こんにちは、ヤクルトです。ご利用いかがでしょうか」

うちの事務所の“お得意様”はI次長。ただ、この次長というお方、出張と休暇を生きがいにしている節がありまして、なかなか定位置にいらっしゃらない。

ヤクルトレディはしばらく廊下でケータイを眺め、結局、次長が姿を現さないと、しょんぼりと踵を返すのです。その背中が「またご利用ください…」と小さくつぶやいているようで、毎度胸がギュウギュウに締め付けられる思いがします。

何しろ、ヤクルトは販売員さんが自腹で買い上げてから売るらしいじゃないですか。そんな事情を知ってしまうと、「例のストレスの緩和になると噂のヤツを一本ください」とお義理で買ってあげたくなるわけです。きっと、あのヤクルトレディも満面の笑みで「ありがとうございますぅ」なんて言ってくれるんだろうなと妄想・・・。これ、いつも未遂で終わるんですケドね。

それにしても最近はネット注文やら定期配送やら、便利な仕組みがいくらでもあるのに、昭和の頃からほとんど進化しないこの販売スタイル。

毎日のように繰り広げられるこの小さなドラマを目撃するたび、私の心はそっと悶々の種を蓄積していくのです。