先日、A部長(兼課長)が筆者の席にやってきて、小さいメモ紙をひらりと開く。
「課の忘年会をしたいのですが、いかがですか」
かつての教室の1シーンのような、どこか懐かしさを思わせる誘い方である。
すぐさまLINEで部下さんに尋ねたところ、
「A部長からのお誘いって何の意図があるんでしょうか。場合によっては都合が、、、」
めっちゃ警戒してるし(苦笑)
筆者「いやいや、あのおじさんは深いこと何も考えてないよ。ただの呑助だから」
部下さん「そうですか。わかりました、それなら参加します。」
ということで、早速メールでOK牧場の返事をしたところ、
A部長「いやぁ〜嬉しいねぇ!この課に来て初めて君たちと飲めるよ。今回は全部、私に払わせてもらうよ!」
え、ボーナス前なのに、気前良すぎじゃないっすか~💸
場所は、日本の歓楽街の一等地。


おいおい、マジで金払い大丈夫だろうな💦
店に着くなりA部長、開口一番。

「本当はもっと広い個室が良かったんだけどね、忘年会シーズンでどこも満席でね。ただの居酒屋でゴメンね」

いやいやこちらこそ、銀座四丁目×神戸牛のお店に呼んでもらえる器じゃござんせん!恐縮の極みで御座います。
その後は、A部長による怒涛の“ぶっちゃけ人生放談会” 開幕である。
以下、ほんの一部を抜粋。
・産まれてこのかた吉祥寺在住だけど、心は筋金入りの江戸っ子
・大学で1浪+3年間司法浪人した末、いよいよ後がなくなり公務員になった
・公務員の官庁面接の際、「女性の働き方について」問われ、「女性が虐げられている現状はダメ。私が入省したら変えたい」と言ったところ、面接官と激論になった。そして、いざ入省したらその面接官が直の上司だったこと
・若き日、肥後の殿様(現専〇)に散々いじめられてきた闇の歴史
・大恩師から連絡が入り、陸〇防に行きなさいと言われ、肥後の殿様がいるから嫌だとは言えず入ったこと
・つい先日、激怒された肥後の殿様にブチ切れてしまい「〇務、今のはパワハラ発言じゃないんですか?」と江戸っ子モードを発揮してしまったこと
・K女帝の扱いが難しく、ほとほと参っている件
・70歳を前にして、毎日が異常人格サファリパーク状態だと嘆く
・娘2人は結婚し、奥さんは家を出たまま帰ってこず、現在“悠々自適のソロライフ”を満喫中
・会社と朝のゴミ出しが一番のストレス
・キャバクラには軽く1000万円以上つぎ込んだ
・40代の頃、彼女をキャバクラに連れていったところ、キャバ嬢に嫉妬されてしまった。後日、そのキャバ嬢を帝国ホテルに連れていきフォローした
などなど、書き出したらキリがない独壇場。部下さんは終始「ひきつり笑顔」で頷いていたという事実。なかなか興味深い遍歴のオッサンである(爆)
本日は神戸牛のしゃぶしゃぶコース🥩🥩🥩









しこたま飲み、しこたま食べ、さらに食べろ食べろ祭り🏮もう腹一杯だと言ってるのに、コース外でお肉を追加🥩🥩🥩部長の放談をうんうんと赤べこの如く頷くと共に、神戸牛に舌鼓を打ち続けたのだった。
A部長「いやぁ、今日は最高に楽しかったよ。君たちと飲めて本当によかった。金太郎君、これからもうちの課をよろしく頼むぞ」
……と満面の笑み。何はともあれ、払う側が一番楽しそうで良かった(笑)
まさに“酒は心を開く最強ツール”を体現した夜であった。
肥後の殿様、K女帝との闘いがしばらく続くA部長。70歳手前で戦国時代のような毎日だが、ぜひともこのまま突き進んでほしい🐗