(島根からの帰り)
飛行機の出張といえば、夕方まで仕事をやり、最終便で帰るのが常。
しかし、この日は奇跡的に一本前の便に乗れた✈️羽田着18時過ぎ。
「イー時間ですね〜」と誰にともなくつぶやき、気づけば足は自然とよし成へ向かっていた🚶🏽♂️
林の将軍様に連れられ、初めてここを訪れたのは四半世紀前。

まさか一人で暖簾をくぐる日が来ようとは…

店に入ると、「あれ、金太郎君?珍しいね。1人なの?」とカウンターの大将が迎えてくれた。
どもどもと挨拶を終え、おしぼりで顔を拭いてセット完了。よし成ワールドの始まり🐟

おもてなしの心意気を感じるもの。これをビールで流す幸せ🎶

こちらのお供に選んだのは群馬の地酒・巖(いわお)。

これがまぁ、名前に恥じぬ岩のような男前な味。「貴様、なんか文句あっか?」と日本酒が話しかけてくるような、硬派な一本。
筆者の趣味とは違うが、こういう“仁義なき一杯”を好む酒徒にはたまらんだろう。
続いて登場、刺身盛り合わせ。

ラインナップがまるで紅白歌合戦🏮👘✨


いやはや、これを独り占めできる幸せといったら、元々無い語彙力が溶けて「うまっ!」「すげっ!」しか出ない。幸せの極致‼️
胃袋が7割ほど満たされたところで、〆の一皿。

この料理、実はシンプルに見えて、職人の魂が問われる一品。
血合いの丁寧な除去、塩の振り方、火の入れ加減——どれを取っても手抜きは許されない。一口食べて、天国か地獄かすぐにジャッジできるもの🥊
出てきたそれは、皮はパリッ、身はしっとりホロホロ。
脂が舌の上でとろけながら、海の香りを残して消えていく。
……うむ、これぞ“静かなるごちそう”。
これを真澄(諏訪)と屋守(東村山)で流し込み、今宵も完全体を迎えた。
ごちそうさまでした。
大将、また年末年始に帰ってきますぞ🎄🎍