油そばセンター@芝浦

2月に一度の“ドクターへのお布施”の日。

いまや病院も近未来仕様。予約はLINE、診察室にはパソコンのみ。

白衣の主は毎回ガチャ方式。

朝イチで測った血圧を、神妙な面持ちで告げる。

「順調ですね」

この一言で、寿命が3か月ほど延びた気がする。ありがたや、ありがたや。

しかし本日の刺客は別にいた。

「今日は3か月ぶりですから、血液検査をしましょう」

出た。吸血鬼野郎!

「あ、今日は急いでいるので次回で」

すると静かなる反撃。

「それでは1か月分しかお薬は出せません」

商談決裂の空気が流れる診察室。

「てか、12月に人間ドック受けて、まだ2か月しか経ってないですよ?」

キーボードを叩く音が一瞬止まり、

「あ、記録では11月…あ、12月18日に変更になってますね。これは失礼」

この“あ、”の連打がたまらない。

結果、2か月分の薬を無事確保。血を守り抜いた勝利である。

いつもは「ハイハイどうぞ」と流される私だが、

“血を抜く”となると急に交渉人に変わる。人間、守るものができると強いものである。

下の階にある薬局に処方箋を出し、待ち時間を有効活用。

昨年末以来の再訪。

前回はやや塩味が強く感じた一杯だが、今回はいかに?

しっかり14回混ぜ混ぜして。

「あら、今日いいじゃないの!」思わず心の中で店主に親指を立てる。油のヴェールに包まれ、マイルドに進化。これなら大アリ👍

ちなみに、肩ロースのチャーシューを抜けば−50円の580円。美味くはないが、この肉がないと、どこか舞台から主役が消えたような寂しさがある。

昨年末580円だった一杯は、3か月で630円へ。50円の値上げ。惜しい。実に惜しい。だが、この味なら納得してしまう自分がいる。

並でも十分なボリュームなのに、横では「大盛り」「肉増し」「全部乗せ」のボタンをポチポチする面々。支払い総額1400円という猛者もいた。

皆さん、財布が温かいですねー。こちらは薬代と相談しながらの一杯である。

血は守った。胃袋は満たした。今日も平和だ。

二か月後、また白衣との攻防が待っている。