つけ麺屋やすべえ@田町

2001年創業のやすべえ。来年で四半世紀を迎える老舗のつけ麺店。

既に閉店しているが、三田には天空というつけ麺屋があった。
もともと、どこぞのやすべえで修業して、始めたと言っていたことを思い出す。

当店では、小盛(180g)、並盛(220g)、中盛(330g)、大盛(440g)まで980円の同額。この麺増量サービスも、やすべえが先駆けと記憶している。
男性なら中盛から大盛、女性なら小盛か並盛が一般的と思われるが、筆者は小盛。
並盛と悩んだが、小盛にはトッピングが一品無料になるサービスに前髪を引かれたわけ。

豚骨×魚介のWスープではあるが、六厘舎やとみ田のようなドロドロタイプ、いわゆるまたおま系では無い。大勝軒のスープに甘味を強調させたスープで、これはこれで美味いですね。

麺も今でこそ特筆すべきものではないが、ツルモチの食感と小麦の風味と甘味が良いもの。甘味と甘味の相乗効果が◎

そして、最後に割スープを入れてフィニッシュ。美味しゅうございました。駅前の舎鈴よりやや値は張るが、しっかり作り込んでいて、筆者としてはこちらの方に軍配を上げたいぞと。

芸術祭・後編(刺繍)

さて、英語の手紙事件でノックアウトされた父、気を取り直して家庭科コーナーへ。

そこには色とりどりの布、賑やかな模様の数々。

「へぇ〜、今どきの宿題って、こんなの作るんだ!」と感心しながら眺める。

で、あった。Bの作品。

これは確かに、夜な夜なチクチクやっていたのを見た👀

つまり、これは本人作。母の代筆案件ではない。

愚息ながら、なかなかの出来栄えだ。

筆者はというと、学生時代、宿題をまともにやった記憶ゼロ。

夏休みの最終日なんて、工作も作文も全部テキトーにこしらえた派。

だから、この刺繍を見て、なぜか胸が熱くなる。

わらうことなかれ🫵これは“魂の叫び”である。

きっとこの子も、始業式の朝に、

「ヤベッ!やってねぇ!」と焦りながら10分で縫ったに違いない。

——その“めんどくさい気持ち”、よくわかる。

この1本の刺繍にこそ、少年のリアルな感情が詰まっているのだ。

芸術とは、心を動かすもの。

そういう意味で、この刺繍、作品賞・父心部門・最優秀賞。

そう心で拍手しながら、父は静かに校舎を後にした。

芸術祭・前編(手紙)

秋といえば芸術の季節🍁🍂

というわけで、坊主Bの「芸術祭」なるイベントに参加してきた。

展示コーナーには、夏休みの宿題で提出した英語の手紙。

熊本の祖母の家で野菜を収穫した思い出を英語で綴り、横には自慢のナスの水彩画🎨

我が子の作品ながら、ひときわ目をひくもの。

周りで知らない保護者たちが

「Bくんの作品、めっちゃすごいね!」

「英語力ハンパない!」

なんて言ってるのが聞こえてきた瞬間、フフフーンと鼻高々に。

「はじめまして、私がBの父です」

と言いかかったが、なんとか喉元で踏みとどまる。

ここで出て行ったら、ただの自慢親父である。

すかさず同居人に報告。

「Bの手紙、褒められてたよ。いや〜、Bもなかなかやるもんだねぇ〜。小学生の時は毎回ピカソ展で呆れてたのに。立派になったよ」

すると、あっさりとした一言。

「え?あれ、全部私が作ったのよ。宿題全然やってなかったし」

………(゜∀゜)

英語力も、画力も、全部“母作”とな。

呆れを通り越して、父の誇り、秒で消滅🤯

後編につづく

丸亀製麺@羽田空港

10月は出張オンパレードだった✈️

羽田空港でのランチは、今までてんやを使うことが多かったが、丸亀製麺ができて半々くらいになった。割高な空港レストランの中、両店の存在はありがたい💰

チェーンといえど、自家製で真面目に作られていてクオリティは頗る高い。

他の店ならば当然有料のトッピングも無料で用意されていて、筆者の心をギュッと鷲づかみ(笑)ワカメもありがたいし、シビカラの辛味噌なんかは超絶秀逸なトッピング🏆

末永く頑張って頂きたい👏

燦@お花茶屋

野球後の一杯。

当店はつけ麺が1番の売りで、卵かけ麺や油そばというラインナップを揃えている。筆者のコンサバな性格と相まり、この醤油ラーメンの美味さの前に、なかなか手が出ないという事実😅

生姜の風味と甘い飲み口のスープが特徴。

他に類を見たことが無い極細の平打ち麺。噛み心地と風味がたまらない。

3度目だが、筆者の琴線にふれまくりの1杯。清湯醤油ラーメンでは、啜乱会@新小岩と甲乙つけ難いレベルと思っている。

九州らぁめん どん きさろく@八柱

松戸市内での練習試合のあと、腹ペコ3割・疲労7割の状態で突入。

近くに評判の店も見当たらず、「まぁ、ここでいいか…」という消去法ランチの選択である(失礼!)

店名には堂々と「九州らあめん」と掲げられている。が、そもそも“九州らあめん”ってなんじゃい!?

博多?長浜?久留米?佐賀?熊本?鹿児島?

エリアが広すぎて、九州民も「そんなジャンルあったっけ?」と首をかしげるやつである。

と、最初からツッコミ満載のスタートだが、ラーメンは味がすべて。

ごちゃごちゃ言う前に、まずは一口。

見た目はパンチがありそうだが、実際は塩味控えめでややぼんやり系

コクはあるのにキレが足りず、さらにアク取りが甘いせいか少々エグ味が顔を出す。ん~好みじゃないんだよなぁ💦

食感はモソモソ気味で、いわゆる「九州の細ストレート麺」とは別物。

「九州らぁめん」と銘打つには、やや東日本寄りのDNAを感じる一杯であった。

ということで、残念ながらこの一杯から、九州の風はそよとも吹かなかった。

でもね。

こうして「九州らぁめんとは何か」を改めて考えさせてくれた時点で、このお店には価値がある(笑)

次があるかは?だけど、きっと“どん”と感動させてくれるはず。期待してます、きさろくさん!🍜

伍福軒@田町

天下一品ファンにとって、先の閉店ラッシュは衝撃だった。憶測が飛び交っているが、未だ正確な理由はナゾである。

で、その跡地にできたお店。

京都に新福菜館という老舗ラーメン店があるが、そのインスパイアという。

漆黒のスープに大粒の背脂がプカプカ浮いている。見た目通りやや塩味が強いが、香ばしく、コクがある。

麺は一般的な中太ストレートの中華麺。このスープにはマッチしている。

固茹での味玉は初回のサービス。チープなおろしニンニクの香りがした。キンキンに冷えているので、別皿で正解😅

普通に美味い1杯だが、天一のこってりラーメンのように積極的にリピートしたいかと聞かれたら、そうでもない。

天下一品大量閉店の理由の1つに、天一本部からの仕入れ価格の上昇や、値上げによる一部の客離れが挙げられているが、それが本当であれば、1杯790円という価格は真っ向から勝負していることになる。唯一無二のスープと価格勝負の京都ラーメン。今後の行方が気になるところだ。

居酒屋よし成@雑色

(島根からの帰り)
飛行機の出張といえば、夕方まで仕事をやり、最終便で帰るのが常。

しかし、この日は奇跡的に一本前の便に乗れた✈️羽田着18時過ぎ。

「イー時間ですね〜」と誰にともなくつぶやき、気づけば足は自然とよし成へ向かっていた🚶🏽‍♂️

林の将軍様に連れられ、初めてここを訪れたのは四半世紀前。

まさか一人で暖簾をくぐる日が来ようとは…

店に入ると、「あれ、金太郎君?珍しいね。1人なの?」とカウンターの大将が迎えてくれた。

どもどもと挨拶を終え、おしぼりで顔を拭いてセット完了。よし成ワールドの始まり🐟

おもてなしの心意気を感じるもの。これをビールで流す幸せ🎶

こちらのお供に選んだのは群馬の地酒・巖(いわお)

これがまぁ、名前に恥じぬ岩のような男前な味。「貴様、なんか文句あっか?」と日本酒が話しかけてくるような、硬派な一本。

筆者の趣味とは違うが、こういう“仁義なき一杯”を好む酒徒にはたまらんだろう。

続いて登場、刺身盛り合わせ。

ラインナップがまるで紅白歌合戦🏮👘✨

いやはや、これを独り占めできる幸せといったら、元々無い語彙力が溶けて「うまっ!」「すげっ!」しか出ない。幸せの極致‼️

胃袋が7割ほど満たされたところで、〆の一皿。

この料理、実はシンプルに見えて、職人の魂が問われる一品。

血合いの丁寧な除去、塩の振り方、火の入れ加減——どれを取っても手抜きは許されない。一口食べて、天国か地獄かすぐにジャッジできるもの🥊

出てきたそれは、皮はパリッ、身はしっとりホロホロ。

脂が舌の上でとろけながら、海の香りを残して消えていく。

……うむ、これぞ“静かなるごちそう”。

これを真澄(諏訪)と屋守(東村山)で流し込み、今宵も完全体を迎えた。

ごちそうさまでした。

大将、また年末年始に帰ってきますぞ🎄🎍

島根出張②

今回の宿は「ドーミーイン御宿 野乃 松江」。

サイトいわく、「一歩踏み入れれば、そこは喧騒を忘れる和の癒し空間」――らしい。

うむ、確かに玄関で靴を脱ぎ、廊下も部屋もノーシューズ・ノースリッパ。

日本人的には「はいはい、いつものやつ」だけど、外国人には“文化体験アトラクション”レベルの非日常かもしれん。

ただし、私にとっての非日常は、ここからである。

──最大の失敗、それは、朝食を付けなかったこと。奥さん!ここは海鮮丼が作れるんデスよ‼️😭

見よ、この恨み節、、、たとえ800円の手当を失おうとも、海鮮丼は食うべきだった…。

予約したあの瞬間、財布ではなく心が節約モードになっていた😭アタシ、馬鹿よねぇ~(殴)

午前中はみっちり監査業務。

昼は例によって「毎度すみません!」の愛情弁当。

朝飯抜きの腹ペコオヤジにとっては、涙ちょちょ切れもの🍱✨

午後は、栃木のドラマーによる講演をBGMに、事務作業をカタカタと。

早めにおいとまし、羽田に到着🛬

島根の余韻と海鮮丼の幻を胸に――この旅にはまだ続きがある(笑)

島根出張①

午前中、事務所でてんやわんや。

阿蘇の殿様に呼ばれてあれやこれやと説明し、上役に呼びつけられ頼まれごとを引き受け、唯我独尊BBAとの打合せ、お国、ベンダーなどへのメールの処理など、事務所内を一人リレーをしているような勢いでやり散らかし、羽田空港到着はギリギリとなった💨

「間に合った!」と思いきや、使用機の到着遅れ。

そこへ追い打ちをかけるように、まさかのバスラウンジ送り

飛行機に乗る前から、すでに一仕事終えた顔である😮‍💨

ホテルに寄る余裕もなく、そのまま懇親会場へ直行🏃‍♂️

和の心と創作の魂が融合した、もはや“料理版・令和の侍”である。

結果:「美味すぎて話にならんやつ」認定💮

どれもこれも仕事は丁寧、味は一流。

“和食職人界のピカソ”がいたら、間違いなくわだつみの厨房にいるに違いない。

ただし一点だけ!

飲み放題の日本酒が、惜しいっ。

料理が金メダル級なのに、酒が地区予選レベル🥲

ここだけクオリティをちょい上げてくれたら、

満場一致で💯💮ごちそうさまでした😋

珍しく、Kさんから二次会への誘い。川を渡り東本町の夢物語さんへ。

誰も発声練習などはせす、「いつもKさんにはおせわになってますから、これ飲んでください」と、宮城峡、知多をガンガン浴びて完全体。

フラフラの千鳥足で、お宿へ。

その後の記憶は、ご想像のとおりです(蹴)