ヤクルトレディ

「こんにちは、ヤクルトです。ご利用いかがでしょうか」

うちの事務所の“お得意様”はI次長。ただ、この次長というお方、出張と休暇を生きがいにしている節がありまして、なかなか定位置にいらっしゃらない。

ヤクルトレディはしばらく廊下でケータイを眺め、結局、次長が姿を現さないと、しょんぼりと踵を返すのです。その背中が「またご利用ください…」と小さくつぶやいているようで、毎度胸がギュウギュウに締め付けられる思いがします。

何しろ、ヤクルトは販売員さんが自腹で買い上げてから売るらしいじゃないですか。そんな事情を知ってしまうと、「例のストレスの緩和になると噂のヤツを一本ください」とお義理で買ってあげたくなるわけです。きっと、あのヤクルトレディも満面の笑みで「ありがとうございますぅ」なんて言ってくれるんだろうなと妄想・・・。これ、いつも未遂で終わるんですケドね。

それにしても最近はネット注文やら定期配送やら、便利な仕組みがいくらでもあるのに、昭和の頃からほとんど進化しないこの販売スタイル。

毎日のように繰り広げられるこの小さなドラマを目撃するたび、私の心はそっと悶々の種を蓄積していくのです。

エッセイについて

仕事はバタバタ、心は悶々、土日は野球のお手伝い・・・と、筆者には完全に休める時間がありません。

そんな中にあっても、やりたいことはいくつもありと、この性分にも困っています。


そのやりたいことの一つというのが、‘エッセイ’をしたためることです。


青二才の時分、ホームページに自身の恥を書き連ねていましたが、サイト閉鎖により閲覧できなくなってしまいました。


それらを最近の人工知能技術を駆使してリバイバルするとともに、新しい日々の出来事も残しておきたいと考えています。

ということで、「食事の記録」の傍ら、時おりエッセイも混ぜてみたいと思います。

お気に召すかどうかは貴方次第🫵

引き続き、お付き合いのほど宜しくお願い致します。