伍福軒@田町

天下一品ファンにとって、先の閉店ラッシュは衝撃だった。憶測が飛び交っているが、未だ正確な理由はナゾである。

で、その跡地にできたお店。

京都に新福菜館という老舗ラーメン店があるが、そのインスパイアという。

漆黒のスープに大粒の背脂がプカプカ浮いている。見た目通りやや塩味が強いが、香ばしく、コクがある。

麺は一般的な中太ストレートの中華麺。このスープにはマッチしている。

固茹での味玉は初回のサービス。チープなおろしニンニクの香りがした。キンキンに冷えているので、別皿で正解😅

普通に美味い1杯だが、天一のこってりラーメンのように積極的にリピートしたいかと聞かれたら、そうでもない。

天下一品大量閉店の理由の1つに、天一本部からの仕入れ価格の上昇や、値上げによる一部の客離れが挙げられているが、それが本当であれば、1杯790円という価格は真っ向から勝負していることになる。唯一無二のスープと価格勝負の京都ラーメン。今後の行方が気になるところだ。

居酒屋よし成@雑色

(島根からの帰り)
飛行機の出張といえば、夕方まで仕事をやり、最終便で帰るのが常。

しかし、この日は奇跡的に一本前の便に乗れた✈️羽田着18時過ぎ。

「イー時間ですね〜」と誰にともなくつぶやき、気づけば足は自然とよし成へ向かっていた🚶🏽‍♂️

林の将軍様に連れられ、初めてここを訪れたのは四半世紀前。

まさか一人で暖簾をくぐる日が来ようとは…

店に入ると、「あれ、金太郎君?珍しいね。1人なの?」とカウンターの大将が迎えてくれた。

どもどもと挨拶を終え、おしぼりで顔を拭いてセット完了。よし成ワールドの始まり🐟

おもてなしの心意気を感じるもの。これをビールで流す幸せ🎶

こちらのお供に選んだのは群馬の地酒・巖(いわお)

これがまぁ、名前に恥じぬ岩のような男前な味。「貴様、なんか文句あっか?」と日本酒が話しかけてくるような、硬派な一本。

筆者の趣味とは違うが、こういう“仁義なき一杯”を好む酒徒にはたまらんだろう。

続いて登場、刺身盛り合わせ。

ラインナップがまるで紅白歌合戦🏮👘✨

いやはや、これを独り占めできる幸せといったら、元々無い語彙力が溶けて「うまっ!」「すげっ!」しか出ない。幸せの極致‼️

胃袋が7割ほど満たされたところで、〆の一皿。

この料理、実はシンプルに見えて、職人の魂が問われる一品。

血合いの丁寧な除去、塩の振り方、火の入れ加減——どれを取っても手抜きは許されない。一口食べて、天国か地獄かすぐにジャッジできるもの🥊

出てきたそれは、皮はパリッ、身はしっとりホロホロ。

脂が舌の上でとろけながら、海の香りを残して消えていく。

……うむ、これぞ“静かなるごちそう”。

これを真澄(諏訪)と屋守(東村山)で流し込み、今宵も完全体を迎えた。

ごちそうさまでした。

大将、また年末年始に帰ってきますぞ🎄🎍

島根出張②

今回の宿は「ドーミーイン御宿 野乃 松江」。

サイトいわく、「一歩踏み入れれば、そこは喧騒を忘れる和の癒し空間」――らしい。

うむ、確かに玄関で靴を脱ぎ、廊下も部屋もノーシューズ・ノースリッパ。

日本人的には「はいはい、いつものやつ」だけど、外国人には“文化体験アトラクション”レベルの非日常かもしれん。

ただし、私にとっての非日常は、ここからである。

──最大の失敗、それは、朝食を付けなかったこと。奥さん!ここは海鮮丼が作れるんデスよ‼️😭

見よ、この恨み節、、、たとえ800円の手当を失おうとも、海鮮丼は食うべきだった…。

予約したあの瞬間、財布ではなく心が節約モードになっていた😭アタシ、馬鹿よねぇ~(殴)

午前中はみっちり監査業務。

昼は例によって「毎度すみません!」の愛情弁当。

朝飯抜きの腹ペコオヤジにとっては、涙ちょちょ切れもの🍱✨

午後は、栃木のドラマーによる講演をBGMに、事務作業をカタカタと。

早めにおいとまし、羽田に到着🛬

島根の余韻と海鮮丼の幻を胸に――この旅にはまだ続きがある(笑)

島根出張①

午前中、事務所でてんやわんや。

阿蘇の殿様に呼ばれてあれやこれやと説明し、上役に呼びつけられ頼まれごとを引き受け、唯我独尊BBAとの打合せ、お国、ベンダーなどへのメールの処理など、事務所内を一人リレーをしているような勢いでやり散らかし、羽田空港到着はギリギリとなった💨

「間に合った!」と思いきや、使用機の到着遅れ。

そこへ追い打ちをかけるように、まさかのバスラウンジ送り

飛行機に乗る前から、すでに一仕事終えた顔である😮‍💨

ホテルに寄る余裕もなく、そのまま懇親会場へ直行🏃‍♂️

和の心と創作の魂が融合した、もはや“料理版・令和の侍”である。

結果:「美味すぎて話にならんやつ」認定💮

どれもこれも仕事は丁寧、味は一流。

“和食職人界のピカソ”がいたら、間違いなくわだつみの厨房にいるに違いない。

ただし一点だけ!

飲み放題の日本酒が、惜しいっ。

料理が金メダル級なのに、酒が地区予選レベル🥲

ここだけクオリティをちょい上げてくれたら、

満場一致で💯💮ごちそうさまでした😋

珍しく、Kさんから二次会への誘い。川を渡り東本町の夢物語さんへ。

誰も発声練習などはせす、「いつもKさんにはおせわになってますから、これ飲んでください」と、宮城峡、知多をガンガン浴びて完全体。

フラフラの千鳥足で、お宿へ。

その後の記憶は、ご想像のとおりです(蹴)

🍄会★雅山@麻布台

このほど、妹🍄が26年間勤めた仕事を卒業した。

つくづく惜しいけれども、これも彼女の人生の選択。努力と忍耐の結晶とこれまでの息子娘達への御礼も兼ね、お疲れ様会を開催 👏

会場を手配したのは弟🍄の万次郎である。

場所は、麻布ヒルズの麓

葛飾村の狸穴に住む筆者。平日は仕事だから仕方なしに港区にはい出ているが、土日に大都会の麻布狸穴町(👈ホントの地名)まで出張ることなんて滅多にないので、どこか新鮮で、お上りさん気分になってしまった😅

店の紹介文には、こう書いてある。

「米沢牛好きによる、米沢牛好きのための、米沢牛の店。」

三度“米沢牛”を唱えるあたり、もはや肉教の経典である。

名物は「塩すき焼き」

牛を真っすぐ味わうための潔い一品。卵まで米沢産という、こだわりぶり。

妹🍄の希望も「すき焼き」。よし、今日は塩すき焼きで華やかに!と意気込んで入店🚪 ̖́-

がっ!そこで事件発生。

先に着いていた隣の万次郎の顔色が、牛脂のように白くなっている。

「た、太郎さん。オ、オレは取り返しのつかないことをしてしまった。間違えてしゃぶしゃぶを選択してしまってた。」

えーっと。。。しゃぶしゃぶとすき焼きの違いを3秒で思い出してみる。

はい、全然ちゃうやつ💦💦💦

すでに鍋もタレもセッティング完了。ここで「すき焼きに戻して」と言える胆力は、トランプ君ならやっちゃいそうだが、日本の総理レベルでは無理。もはやしゃぶしゃぶの運命を受け入れるしかない。

ちなみに筆者、断然しゃぶしゃぶ派。結果オーライ😜

まずは前菜から。

シャケのムニエルは、子供のお絵描きのようにとっ散らかっている🫣搬送中に転倒事故でも起きのだろうか🤔

誰も付き合ってくれないから、1人チビりチビり😅

鍋がグツグツしだしたところで、野菜を投入。

続いて、主役の米沢牛がドド~ンとな。

見た瞬間、全員の目が“肉の惑星”に吸い込まれた。

脂の香りが優しく、口に入れた瞬間にとろける。牛肉特有の臭いは皆無で、脂がキツくなったこの歳でもいけるもの。

「これが麻布狸穴の味か…」と、下町狸の目が潤む🥹

〆はきしめん。鍋の旨味を余すことなく吸収したものをゴマだれで流す。

えー、これが会社の接待だったら、万次郎君はクビチョンパの危機に陥っていただろう。だが今回は🍄家族会。肉汁と笑いで全てがチャラになった。

妹🍄ちゃん、26年間ほんとうにお疲れ様でした🙌

そして次回──

「クリスマスすき焼き会 in 下町狸穴」開催決定🎄

お肉はオーケーで決まり(爆)今度は私が間違えないようにしないとな(苦笑)

マクドナルド

ラーメンでも、そばでも、定食でもない。

財布の中身と胃袋のテンションが一致した結果、久しぶりにマクドナルドへと吸い込まれていった。

注文はいつものビッグマック。

気取らない、裏切らない、カロリーだけは正直な男。子どもの頃からずっと浮気せず、俺の胃の青春を支えてきた。

ポテト?いや、無理。

あれはサラリーマンの天敵。1本食べたら2本3本と、箱が空になるまで、止まらないhaha~🎤チキンナゲットにチェンジ。

大きな口をあけ、バンズ一口かじる。

ああ、懐かしい味。ビッグマックソースとピクルスが美味い😋

最後の爽健美茶で、胸ににつかえるバンズを流してごちそうさま。

つかず離れずの仲。それが、ボクとマクドナルド。

果たして私は、何歳までビックマックを食べられるのだろうか🍔

さようなら。また会う日まで。

茨城だっぺ出張記

上野から特急に揺られて友部へ、さらに常磐線快速に乗り換えて内原へ。

「首都圏の普通列車で時速130km!?」という噂、まさかの本当だった。

さて、腹が減っては業務はできぬ。

駅前には何も無いので、徒歩10分のイオンモールへ🚶‍♀️

同行のA部長とランチ会議が始まる。

「天ぷらか?」「いやステーキか?」「いや中華?」「いや韓国?」

結果、見慣れた君に決めた🐟

脂のノリはそこそこ、サイズはやや控えめ。

でも炭火の香りがふわっと鼻を抜けた瞬間、「あ、これ正解だ」と悟る🐟🔥

タクシーに乗り、先方へ。運転手に「木葉下(このはした)までお願いします」と告げたところ、キョトンとしている。ここですここと、携帯の画面を見せたところ、「あーこりゃーあぼっけだべぇ」とな。

一瞬フリーズ。

こちとら1つもボケてるつもりはないけど、、、コレはひょっとして方言通じないシリーズか?

先様にこのやりとりをしたところ、笑って説明してくれ、木葉下とかいて「あぼっけ」と読み、アイヌ語由来とのことである。

いやはや、茨城の奥深さよ…。

仕事を終え、帰りのタクシー。

運転手は陽気な女性で、話が止まらない。

曰く、あのイオンモール、週末には4000台の駐車場が満杯になるらしい。

山からも人が“下山”してくる人気っぷりだとか。

「帰りは車探すのが大変なんだっぺ〜」と笑う声が車内に響いた。

茨城出張の復命は以上です(笑)

高知出張②葉牡丹

高知の朝。

目覚めとともにまず感じたのは、、、二日酔いと、胃の奥で寝そべる昨夜の餃子🥟

「お前、まだいたのか…」と心の中で呟く。

そんなわけで、今回は「朝食抜きプラン」にしておいて大正解💮我ながらナイス判断😮‍💨

というかね、昨日の空港に降り立った瞬間、「暑っ!」と高知にツッコミを入れたのだったが、10月も半ばというのに30度ですよ!奥さん!

暑さも湿度も、まるで“常夏・土佐リゾート”。

汗をぬぐいつつ、「このまま桂浜で泳げるな」と思った🏊‍♀️

チンチン電車に揺られ、仕事場へ。

筆者も高校1年間はこれで通ったんだよな~なんてノスタルジックジックな気持ちに。

午前のメイン業務を終え、午後は栃木のドラマーが主役となる会場へ。

音とリズムの世界を横目に、こちらは“昼メシのリズム”に突入。

メインは肉豆腐。

これがまた、見た目は地味なのに、味は沁みる。

優しい出汁が五臓六腑に染み渡り、昨夜の餃子もようやく成仏🙏

午後の仕事も終わり、「さあ空港へ…」となるところだが、今朝、Nさんから「金太郎さん、久しぶりに高知に来られたんやき、短い時間でも1杯どうですか?」とお誘いを頂いていた。

来た!誘惑のチャイム(殴)女性からも飲みからも誘いを断れない男、それがワ・タ・ク・シぞな(蹴)

というわけで、1時間1本勝負を決め込み、高知の老舗居酒屋『葉牡丹』へGO!

藁焼きじゃないけど、香ばしさと旨みが絶妙。上品なパンチ力!

カツオ、大葉、ニンニクの三重奏。

「これ、全国チェーンにすべき案件です」🤤

ぷりっぷりの弾力、噛むたびに広がる旨み。

まるで、ウツボさんが「お前さんも飲め」と言ってるような一品。

捕鯨が何か?💢

専用タレで食べれば、さっぱりクジラの旨味を堪能できる🐳

卓上はまるで土佐のミュージアム。

司牡丹と桂月で流し込めば、もはや“飲む文学”。

「これが高知の夜か…」としみじみ浸るワタシ。

約束通り、1時間でフィニッシュ。

潔く、楽しく、美味しく。

ご馳走様でした、高知の神々。2日間、食べて飲んで笑って。胃袋は悲鳴、心は満腹。

“土佐ナイト”はこれにて閉幕と相成った。

高知出張①ひろめ市場・安兵衛

10年以上ぶりに土佐国へ✈️

今回の出張、上役が某様を怒らせてしまった尻拭いの旅といっても過言では無い💢マジで、どこに行っても良い話を聞かない上役にほとほと困っている🤬この日記をみたら、しっかり反省してほしいものだ💢💢
チェックインの後、栃木のドラマーと夜の街に繰り出す。まず向かうは、高知名物・ひろめ市場に初訪問!

平日だってのに、満員御礼!席を探してウロウロする我々、もはや迷える子羊である。

ようやく陣取った席で、いざ!
主役はもちろん「明神丸」のカツオのたたきでキマリ🐟

これがもう、冗談抜きでバチクソうまい‼️
塩で食べると旨味がストレートに突き抜けて、「これが高知のカツオか…!」と唸る筆者とドラマー。

続いて登場するは「屋台安兵衛」の餃子!
パリッパリの薄皮、旨味のパンチ効いた餡、香ばしさの余韻に涙。
東京・亀戸餃子と肩を並べるどころか、
「タメはるどころか首根っこ押さえたな…」と確信。

カツオ+餃子に加え、地産のツマミをルービーと「南」「船中八策」で流し込む幸福感たるや。
あぁ、生まれてきてよかったワイ❣️

感動と興奮の坩堝(るつぼ)状態で市場を後にすると、ドラマー氏曰く「ちょっと寄りたい店がある」とのこと。

ついて行った先は、ミュージックバー「タウン」。

そこではお客さんのカラオケに合わせ、彼はドラムを叩き、筆者はなぜかピアノを弾き始めるというカオスな即興ライブが勃発。
もはや出張なのか、セッションなのか、誰も分からないwww

気づけば午前0時過ぎ。4時間近くぶっ通しで演奏していたことになる🥁🎹面白すぎて帰りたくない症候群である(笑)

後ろ髪を引かれつつ、帰りましょうとホテルへ歩き出したその時──
視界に“悪魔の行列”が飛び込む。

そう、あの「屋台安兵衛」の本店である。3秒だけ葛藤したのち、筆者、列に並んでいた(爆)

餃子→ビール→餃子→ビール(で余る)→餃子追加。はい、完全勝利🎉
安兵衛の餃子、もはや地球最強どころか宇宙代表🌍

そしてその後どうやってホテルに戻ったのか──
筆者は、もう…知らない(白目)。

やまとやの夜


~この話は実話を元に、脚本化したものです~

登場人物

筆者

部下君

場所:田町・やまとや

時間:夜八時すぎ

[ごった返す店内。二人が酎ハイのジョッキを合わせる]

部下君「先輩から誘われたの、今年に入ってまだ2回目ですよ」

筆者「え、そんなに経った?」

部下君「ええ。最近は部下さんと笑いながら仕事して、毎日楽しそうじゃないですか。もうボクのことなんて眼中にないでしょ」

筆者(ニヤケながら)「いやいや、春から夏にかけて忙しかったの知ってるだろう。気づいたら季節が一周してたよ」

部下君「へぇ~。忙しい人は違いますねぇ」

[彼は笑いながらも、唇についた水をぬぐう。少しだけ寂しそうだ]

筆者(心の声)

そりゃそうさ。部下さんは一言で十動く。

君は三言で一歩……いや、半歩か。

もう少し前向きに仕事して欲しいんだよな。

[2杯目。3杯目。チューハイのペースが早い]

部下君「やっぱ、こうやって飲むの、いいっすね」

筆者「まぁ、たまにはな」

部下君「“たまには”って言葉が便利ッスよねぇ、先輩」

筆者(心の声)

「こういうキレのある切り返しは一級品なのに、惜しいねぇ。部下さんと月1、君とは四半期くらいに、、、」

[小皿をつつきながら、互いに苦笑。グラスがまた満たされる]

筆者「そろそろお会計するか」

部下君「えぇ~!? 今年2回目なのに、それは冷たくないですかぁ~」

筆者「でた。またその手か!1杯だけ、な?」

[そして結局、都合5杯となり、千鳥足。酔いの笑い声が夜風に溶けていく]

[11時半過ぎの電車。ハッと目を開く]

-駅のホームのアナウンス-

「京成八幡です。この電車成田空港行き最終電車です」

筆者(心の声)

クソっ、やっちまった。久々に喰らった乗り過ごしの刑。

[スマホを見やる。部下君から「また行きましょう!」のメッセージ。]

筆者(心の声)

次は年度末あたり、、、だな。


※(部下君の名誉のため)文中の、「君は三言で一歩……いや、半歩か。」については、かなり盛った表現となっています(爆)